英国司法省のFDEとは|公共部門で働くFDEの業務・給与・選考を求人票と当事者の発信で読む
執筆・監修:FDE Talent編集部/各社の公式求人票・公式発表などの一次情報を出典として明記しています
この記事の要点
- 01英国司法省は2025年11月4日、英国政府で初めてのFDEとして、3人のエンジニアを刑務所・保護観察所・裁判所の現場に配置すると発表した。
- 02Palantirで4年FDEを務めたFrancis Webb氏は2026年4月の寄稿で、入省後6か月の仕事の大半は刑務所の課題で、扱う問題や道具を選ぶ裁量が実際にあったと書いた。
- 03司法省のFDE求人は、FDE III(Grade 6)が全国で年71,381〜80,419ポンド、FDE I(SEO)が全国で42,914〜46,182ポンドで、ロンドン以外に住む人には週1回以上の出社を求めていた。
- 04司法省の2026年9月の報告書は、誤釈放を防ぐAIツールをFDEが前例のない速さで作り刑務所全体に展開したと書いた。誤釈放は2025年3月までの1年間に過去最多となり、翌年は192件だった。
- 05編集部が2026年10月17日に取得した英国勤務のFDE関連求人65件のうち9件は、Palantir・Cohere・Scale AIが政府・公共部門向けと職種名に明記した募集だった。
FDE(Forward Deployed Engineer/フォワードデプロイドエンジニア)は、ソフトウェア企業やAI企業が顧客の現場に送り込むエンジニアとして知られています。ところが英国では、政府自身がFDEを雇い、刑務所・保護観察所・裁判所に送り込んでいます。英国司法省(Ministry of Justice)のJustice AI Unitは2025年11月4日、英国政府で初めてとなるFDE 3人の配置を発表しました[2]。そのうちの1人は、Palantirで4年間同じ職種を務めてから公務員になったエンジニアです[1]。
この記事では、そのFDE本人の寄稿、責任者の発表、Web Archiveなどに残っていたFDE IとFDE IIIの求人票、司法省のAI計画と1年後の報告書、公式統計を読み、公務員のFDEが何をしていて、どんな条件で雇われ、民間のFDEと何が違うのかを整理します。比較のため、編集部が2026年10月17日に取得した、職種名にForward Deployed・FDEなどを含む英国勤務の求人65件のうち、政府・公共部門向けと明記された求人と、給与を書いていた求人も見ます。FDEという職種そのものはFDE(フォワードデプロイドエンジニア)とは、民間企業の勤務条件の総論はFDEの働き方をご覧ください。
英国司法省のFDEとは、どんな職種なのか?
英国司法省のFDEは、司法省のAI部門であるJustice AI Unitに所属する公務員のソフトウェアエンジニアです。刑務所・保護観察所・裁判所に出向いて職員と並んで課題を見つけ、AIを使ったツールを作り、現場に展開するところまでを受け持ちます[2][3]。司法省は2025年11月4日、これを英国政府で初めてのFDEとして発表しました[2]。
Justice AI Unitは、司法の分野でAIを安全かつ効果的に使う取り組みを率いるため、2024年後半に設けられたチームです[5]。司法省が2025年7月31日に公表した「AI Action Plan for Justice」では、同ユニットが計画の実行を取りまとめ、有望な技術を探し(Scan)、試し(Pilot)、効果のあるものを広げる(Scale)という進め方を、予算の確保を条件に3年かけて進めるとされています[6]。ユニットを率いるDirectorのDan James氏は、司法省に来る前、首相官邸(No.10)のInnovation Fellowとしてパンデミック対応に携わっていました[5]。
ユニットの採用ページは、職種をForward Deployed Engineers、Platform Engineers、AI Product Managersの3つに分けています。FDEについては「現場でコードを出荷する」職種とし、刑務所・裁判所・保護観察の利用者と肩を並べて働き、複雑で慎重さが要る環境でAIを素早く作って展開すると説明しています[7]。
「これは仕様書から作る仕事ではありません。会話から作る仕事です。」
“This isn't building from a spec — it's building from a conversation.”
同じページは、求める人物像の1つ目に「High agency」を挙げ、「正しいと思うことをする包括的な許可がある」と書いています[7]。使っている技術には、Next.js・React・TypeScript・Python・FastAPI・Docker・Azureに加えて、AnthropicのClaudeとGoogleのGeminiを挙げています[7]。
英国司法省はいつ、どのようにFDEを始めたのか?
司法省は2024年後半にJustice AI Unitを作り、2025年7月に3年間のAI計画を公表し、同年11月に最初のFDE 3人を現場に送りました。2026年には等級の違うFDEの求人を出し、9月の報告書ではFDEが作ったツールを成果に挙げています[5][6][2][10]。
最初のFDEを発表した記事は、DirectorのDan James氏とHead of EngineeringのSam Lhuillier氏の連名です[2]。公共部門のシステムは、これまで利用者のいる環境から離れたところで作られることが多く、ときには仲介者やユーザーリサーチャー、サービスデザイナー、ワークショップを何層も経ていたとし、それにも意味はあると認めたうえで、次のように書いています[2]。
「それにはどれも意味があります。しかし、エンジニアがその場にいて、問題をじかに目にすることに勝るものはありません。」
“All of that has its place, but nothing beats an engineer being there in person to witness the problems first-hand.”
記事は、1つの報告書を書くために15のシステムを使い分ける保護観察官や、自動化できるはずのデータ入力に何時間も費やす刑務官を、エンジニアが自分の目で見れば作り方が変わると説明しています[2]。そして、FDEの導入には、政府のテクノロジーを「コンサルティングのようなサービス」から、現場の課題を解く「対等なパートナー」に変える発想の転換が要ると書いています[2]。
元PalantirのFDEは、司法省で何をしているのか?
最初の3人の1人、Francis Webb氏は、Palantirで4年間FDEとして働いたあとJustice AI Unitに入りました。入省から6か月の時点で、仕事の大半は刑務所の課題で、現場でのツール作り、職員との密着、政府横断のアーキテクトとの調整、社内基盤のツールの4つにまたがっていたと書いています[1]。
Webb氏の寄稿は、2026年4月1日にJustice AI Unitの公式ブログに掲載された、2分ほどで読める短い文章です[1]。冒頭で、政府の多くのチームが官僚主義に縛られているのを見てきたので当初は懐疑的だったと書き、同僚や友人に話したときも同じ反応だったと振り返っています[1]。そのうえで、入省前に聞いていた裁量について次のように述べています[1]。
「どの問題を追うか、どの利用者と関わるか、どの道具を使うかを決める自由は、公務員の組織にしては話がうますぎるように最初は聞こえました。しかし実際には、まさにそのとおりでした。」
“The freedom to decide what problems to pursue, which users to engage, and what tools to use initially sounded too good to be true for a Civil Service department, but in practice, it has delivered exactly that.”
| 仕事 | 寄稿の記述(要約) | 原文の表現 |
|---|---|---|
| 現場でのツール作り | 刑務所の環境に入り、その場でツールを作る[1] | building tools on site in prison environments |
| 職員との密着 | 刑務所の職員のすぐそばで働く[1] | embedding closely with staff |
| 政府横断の調整 | 政府全体の上級テクニカルアーキテクトとやり取りする[1] | liaising with senior technical architects across Government |
| 社内基盤への貢献 | ユニット内部のプラットフォームのツールづくりにも加わる[1] | contributing to internal platform tooling |
4つのうち2つは現場、残りの2つは政府の内側の仕事です。Webb氏は、これらすべてに通じるものとして「出荷(shipping)」の重視を挙げ、チームは地道なエンジニアリングで勝ち取った立場として、実際に動いている環境で素早く改良を重ね、ツールを展開できると書いています[1]。概念実証(PoC)を作って終わりではなく、その先の納品の課題まで自分たちで受け持ち、数千人の現場職員が自分たちの作ったものに頼っているとも述べ、今後数か月で大きく広げたいとしています[1]。
同じく最初の3人の1人であるElliott Phillips氏は、2026年9月24日の公式ブログで、AI計画の24の施策の進み具合を誰でも見られるサイトを作った経緯を書いています。中身は各施策を受け持つ政策担当者が書き、エンジニアの仕事はそれを見せるサイトだったとしています[23]。FDEの仕事は、刑務所の現場のツールだけでなく、省の取り組みを外に見せる公開サイトにも及んでいます。
Webb氏が見た本当の課題は「環境の境目」
寄稿の後半で、Webb氏はFDEのモデルが解く問題を次のようにまとめ、FDEのモデルは政府でこそ力を発揮すると書いています[1]。
「本当の課題は、環境と環境が交わるところにあります。裁判所と刑務所の間の連絡、古いマネージドサービス事業者と現代的な内製技術の断絶、そして現場の運用の現実です。」
“The real challenges lie at the intersection of environments: communication between courts and prisons, the disconnect between legacy managed service providers and modern in-house technology, and the operational realities on the ground.”
この指摘は、司法省の公式統計とも重なります。2025年7月に公表された2024/25年版の統計によると、2025年3月までの1年間に誤って釈放された人は262人で、前年の115人から128%増え、統計の中で最も多くなりました。そのうち233件は刑務所から、29件は裁判所での釈放で、刑務所からの誤釈放も裁判所の誤りが原因のことがあると統計は注記しています[8]。
2026年7月30日に公表された次の年次統計では、2026年3月までの1年間の誤釈放は192件で、前年の期間内に記録された258件から26%減りました。前年分は、期間後に判明した54件を加えて312件に更新されています[9]。
司法省が2026年9月24日に公表した「AI action plan for justice: one year on」は、誤釈放を防ぐためにDigital Rapid Response Unitを設け、FDEが「前例のない速さで」作ったAIツールを刑務所全体に展開したと報告しています。その中には、重要な情報を自動で抜き出して適切な刑務所に速やかに振り分けるツールや、複数の別名を使って情報を隠すことを防ぐデータ連携のツールが含まれます[10]。同じ報告書は、保護観察官向けの文字起こし・要約ツールJustice Transcribeを12,000人を超える保護観察官に広げ、2025年10月7日から2026年9月14日までに150万件を超える面談を要約したことも挙げていますが、こちらをFDEが作ったとは書いていません[10]。
求人票には、業務・要件・給与がどう書かれていたのか?
編集部が原文を確かめられた司法省のFDE求人は2件です。上位のFDE III(Grade 6)は全国で年71,381〜80,419ポンド、キャリア初期向けのFDE I(SEO)は全国で年42,914〜46,182ポンドで、どちらもロンドンを本拠とし、英国内での勤務に限っていました[3][4]。2件とも募集は締め切られています。
司法省の採用サイトの求人ページは、2026年10月17日時点で開けなくなっていました。FDE IIIは、Web Archiveが2026年6月16日に保存したページと、添付の職務記述書で確かめました[3]。FDE Iは、Government Digital & Dataの名義でManchester Digitalのサイトに掲載された同じ求人の本文で確かめています[4]。
Open Position
Ministry of Justice(Justice AI Unit)
Forward Deployed Engineer III - Justice AI Unit
- 勤務地
- National(英国内。ロンドンが本拠)
- 報酬(求人票の記載)
- National £71,381 - £80,419 / London £75,674 - £85,257(年額)
- 求人票の取得日
業務内容
- 司法省全体で広く使われる、影響の大きいAIプロダクト・モデル・エージェントを開発する
- 裁判所・刑務所・保護観察などの現場に直接入り、利用者のニーズと運用上の課題を理解して、利用者と一緒に作る
- 課題の特定からプロダクトの構築・展開、利用の拡大までを一貫して受け持つ
応募要件
- 本番環境でAIネイティブのソフトウェアを構築・展開した経験
- フロントエンド・バックエンド・データベース・AI/MLまで、ソフトウェアとAIのスタックのすべてを受け持った経験
- 予測モデル、LLMのワークフロー、スケジューリングのアルゴリズム、データパイプラインなどを作った経験
- 複雑な組織の中で働き、力を発揮できること
- AIの最新動向を追っていること
歓迎要件
- Next.js・FastAPI・Postgresの経験
- LangfuseなどのLLMの可観測性・評価ツールの経験
- Terraform・Azureなどのクラウドとインフラの経験
- 起業やスタートアップの経験
この求人票の読みどころ業務は3項目だけで、すべてが「作る・現場に入る・最後まで受け持つ」に集中しています。後で比べるPalantirやCohereの求人票にある、顧客の経営層とのやり取りや自社製品の機能づくりの記載はありません。顧客が省内の現場職員で、売る相手がいないためと読めます。必須要件に経験年数は書かれていない一方、スタック全体を受け持った経験を求めており、年数より守備範囲の広さで見る求人です。
公開されている求人票の内容を、編集部が解説のために日本語で要約したものです。当サイトはこの求人の募集主体・応募窓口ではありません。募集は終了・変更されることがあります。最新の内容は求人票の原文をご確認ください。
Open Position
Ministry of Justice(Justice AI Unit)
Forward Deployed Engineer - Ministry of Justice - SEO
- 勤務地
- National(英国内。ロンドンが本拠)
- 雇用形態
- Full-time
- 報酬(求人票の記載)
- National £42,914 - £46,182, London £49,325 - £53,081(年額)
- 求人票の取得日
業務内容
- 司法省で使う実用的なAIプロダクト・ツール・ワークフロー・技術部品を開発する
- 裁判所・刑務所・保護観察などの現場で利用者と働き、ニーズを把握し、フィードバックを集めて改善する
- フロントエンド、バックエンド、データベース、API、データパイプライン、モデルの統合、LLMのワークフロー、デプロイの支援まで、スタックの各所に貢献する
- 課題の理解と試作から、テスト・文書化・展開・改善までの一貫した納品を支える
- 利用者の声をもとに、役に立ち、誰もが利用でき(アクセシブル)、運用に合ったプロダクトにする
- 品質・使いやすさ・データ・セキュリティ・アクセシビリティ・運用上のリスクを早めに見つけて伝える
応募要件
- 実際の環境でソフトウェアやデータプロダクト、技術部品を作り、テストし、展開した経験か、その実務的な知識
- フロントエンド・バックエンド・API・データパイプライン・モデルの統合・クラウドへのデプロイなど、スタックの一部で働いた経験
- LLMのワークフロー、予測モデル、自動化ツール、スケジューリングツール、利用者向けアプリなどの開発を支えた経験
- 複雑で曖昧な組織の中で適応して働けること
- 多職種のチームで効果的に協働できること
歓迎要件
- Next.js・FastAPI・Postgresの経験
- LangfuseなどのLLMの可観測性・評価ツールの経験
- Terraform・Azureなどのクラウドとインフラの経験
- 起業やスタートアップの経験
この求人票の読みどころFDE Iは「キャリア初期のエンジニア向け」と明記し、シニアのエンジニアと組ませ、初日から範囲を区切った責任を持たせ、完成した人材として来ることは期待しないと書いています。FDE IIIの要件が「スタック全体を受け持った経験」なのに対し、FDE Iは「スタックの一部で働いた経験」「開発を支えた経験」に下げてあり、等級の線を守備範囲の広さで引いていると読めます。歓迎要件はFDE IIIと同じです。
公開されている求人票の内容を、編集部が解説のために日本語で要約したものです。当サイトはこの求人の募集主体・応募窓口ではありません。募集は終了・変更されることがあります。最新の内容は求人票の原文をご確認ください。
| 項目 | FDE I | FDE III |
|---|---|---|
| 公務員の等級 | SEO(Senior Executive Officer)[4] | Grade 6[3] |
| 等級の位置づけ | 5つの等級区分のうち中位のSEO/HEO。2025年の公務員の30%がこの区分[12] | 幹部職(Senior Civil Service)のすぐ下のGrade 6/7。2025年の公務員の16%[12] |
| 給与(全国) | £42,914〜£46,182(約897万〜966万円)[4] | £71,381〜£80,419(約1,492万〜1,681万円)[3] |
| 給与(ロンドン) | £49,325〜£53,081(約1,031万〜1,110万円)[4] | £75,674〜£85,257(約1,582万〜1,783万円)[3] |
| 想定する人 | キャリア初期。シニアのエンジニアと組む[4] | スタック全体を受け持った経験のある人[3] |
| 募集人数 | 掲載ページに記載なし[4] | 5人。補欠リストを最長12か月保持することがある[3] |
| 掲載・締切 | 2026年6月16日掲載、6月29日締切[4] | 2026年4月には掲載。9月28日締切[3] |
勤務条件:ロンドンに週1回以上、勤務時間の60%以上はオフィス
ロンドンへの出社の条件は2件とも同じです。Justice AI Unitの本拠はロンドンで、ロンドン以外に住む人は転居するか、少なくとも週1回ロンドンに通うことが求められます[3][4]。FDE IIIの求人票によると、司法省のハイブリッド勤務では勤務時間の最低60%をオフィスで過ごすことになっており、勤務は英国内に限られ、海外からは働けません[3]。標準の勤務時間は週37時間で、年次休暇は着任時25日、5年勤めると30日になり、公務員の年金制度を選べます[3]。
FDE IIIの求人票は、応募できる人を英国の公務員の国籍規則に沿って示しています。英国民、アイルランド国民、英国で働く権利を持つ英連邦諸国の国民、EU・スイス・ノルウェーなどの国民で定住資格を持つ人などで、一覧に日本の国籍は挙がっていません[3]。求められるセキュリティ審査は、基本の水準であるBPSS(Baseline Personnel Security Standard)です[3]。
選考では何を見ているのか?
FDE IIIの選考は、書類(CV)の審査のあと、オンラインの技術課題と30分の議論(Stage 1)、対面の行動面接(Stage 2)の2段階で行われます。英国の公務員の採用で使われるSuccess Profilesという枠組みで、経験・技術力・行動の3つを評価すると書かれています[3]。
Stage 2
対面の行動面接
公務員の行動基準のうち、Changing & Improving(変化と改善)、Managing a Quality Service(質の高いサービスの運営)、Delivering at Pace(速く届ける)、Working Together(協働)の4つを評価する[3]
技術課題の基準を満たした人だけが行動面接に進み、面接はおよそ2週間ごとに行うと書かれています[3]。求人票には、顧客とのやり取りを模した面接の記載はありません。編集部の見方では、現場の職員と働く力は、「協働」や「質の高いサービスの運営」といった行動の評価の中で見られると読めます。民間企業のFDEの選考の全体像はFDEの面接対策で整理しています。
英国の公共部門に入るベンダーのFDEとは、何が違うのか?
英国の公共部門には、製品を提供する民間企業(ベンダー)が送り込むFDEもいます。編集部が2026年10月17日に取得した、職種名にForward Deployed・FDEなどを含む英国勤務の求人65件のうち9件は、英国政府(UK Government)、英国の公共部門(UK Public Sector)、Scale AIのグローバル公共部門(GPS)向けであることを職種名に明記していました[14][15][16]。司法省のFDEとの違いは、雇い主と現場の関係、出張、セキュリティクリアランス、給与に表れます。
- 英国勤務のFDE関連求人(28社)
- 65件
- 編集部が集計。2026年10月17日に133の公開ジョブボード(応答131)から取得した、職種名にForward Deployed・FDE・FDSEを含む求人517件のうち、勤務地に英国(London、United Kingdom、Manchesterなど)を含むもの
- 職種名に政府・公共部門向けと明記した求人(3社)
- 9件
- 編集部が集計。職種名にUK Government・UK Public Sector・GPS(Global Public Sector)を含む。Palantir 5件、Cohere 2件、Scale AI 2件。NATO・防衛向け(Palantir、C3 AI)の2件は含めない
- 英ポンドで給与を記載していた求人(4社)
- 5件
- 編集部が集計。上記65件のうち。Anthropic 2件、Exa、Matillion、Sardine 各1件
| 求人 | 雇い主と現場の関係 | 経験の要件 | 出張・現場 | セキュリティ審査 | 給与の記載 |
|---|---|---|---|---|---|
| 英国司法省 / FDE III | 公務員として自省の現場(裁判所・刑務所・保護観察)に入る[3] | 年数の記載なし。スタック全体を受け持った経験[3] | 現場に直接入る。ロンドンに週1回以上、勤務時間の60%以上はオフィス[3] | BPSS(基本の水準)[3] | あり[3] |
| Palantir / Forward Deployed Software Engineer - UK Government | ベンダーの社員として英国政府の顧客を担当。一日の仕事に顧客の経営層との対話も含む[14] | 大学卒業後1年以上[14] | 出張25〜75%[14] | クリアランスを持つか、取得できること[14] | 記載なし[14] |
| Cohere / Forward Deployed Engineer, Agentic Platform (UK Public Sector) | ベンダーの社員として顧客と働き、自社のAIワークスペースNorthの機能も作る[15] | 年数の記載なし。Pythonで本番品質のソフトウェアを作った経験など[15] | 顧客・パートナー先への出張が最大20〜40%[15] | 有効なDVクリアランスを強く歓迎[15] | 記載なし[15] |
| Scale AI / Senior Full-Stack Software Engineer, (Forward Deployed), GPS | ベンダーのGlobal Public Sectorチームとして、世界の公共部門の担当者と働く(英国向けに限らない)[16] | 望ましい経験として、学卒後5年以上のフルスタック開発[16] | 望ましい経験として、顧客のインフラの中で展開・保守した経験[16] | 求人票に記載なし[16] | 記載なし[16] |
司法省のFDEとベンダーのFDEは、どちらも現場に入って作る点では同じです。違いは、誰の社員として入るかです。ベンダーのFDEは、自社の製品を顧客の現場に合わせ、Cohereの求人のように自社製品の機能づくりも担います[15]。司法省のFDEは、扱う問題と使う道具を自分たちで選び、作ったものを省の中で持ち続けます[1][3]。出張の割合とクリアランスの要件が求人票の前面に出るのも、ベンダーの求人の特徴です[14][15]。
給与は、給与を書いた民間の求人の多くを下回る
給与の差ははっきり出ます。英国勤務のFDE求人のうち英ポンドで給与を書いていた4社の求人と並べると、司法省のFDE IIIのレンジは、最も低いSardineの求人と同じ水準で、Anthropicのロンドンの求人の3分の1ほどです[3][17][18][19][20]。
| 会社 / 職種 | 勤務地 | 求人票の給与(年額) | 円換算の目安 | 給与以外の記載 |
|---|---|---|---|---|
| Anthropic / Forward Deployed Engineer | London, UK | £225,000〜£255,000[17] | 約4,704万〜5,332万円 | 記載は年俸(Annual Salary)[17] |
| Exa / Forward Deployed Engineer, EMEA | London | £120K〜£200K[18] | 約2,509万〜4,182万円 | ボーナスあり[18] |
| Matillion / Staff Forward Deployed Engineer | Manchester | £84,160〜£126,240[19] | 約1,760万〜2,639万円 | 福利厚生に株式(Company Equity)[19] |
| Sardine / Forward Deployed Engineer, Integrations - EU/UK | United Kingdom | £70K〜£90K[20] | 約1,464万〜1,882万円 | 株式・ボーナスあり[20] |
| 英国司法省 / FDE III(Grade 6) | 全国 / ロンドン | £71,381〜£80,419 / £75,674〜£85,257[3] | 約1,492万〜1,783万円 | 公務員の年金制度、年次休暇25〜30日[3] |
| 英国司法省 / FDE I(SEO) | 全国 / ロンドン | £42,914〜£46,182 / £49,325〜£53,081[4] | 約897万〜1,110万円 | — |
Gartnerは2026年9月29日、2028年までに企業の70%が、ベンダーのFDEで作ったエージェント型AIを放棄すると予測しました[11]。同じ発表で、ベンダーとの契約の出口の段階について、次のように助言しています[11]。この予測の詳しい読み方はFDE1万人育成と「7割放棄」予測を一次情報で読むで整理しました。
「組織が、その解決策を長期にわたって自力で維持し、発展させるのに必要な能力、ガバナンス、運用上の責任を育てるようにすること。」
“Ensure the organization develops the capabilities, governance, and operational ownership required to independently sustain and evolve the solution over time.”
日本の読者にとって、この事例は何を意味するのか?
日本にも政府や防衛の現場に関わるFDEの求人はありますが、編集部が確認できたのは、PalantirやSakana AIといったベンダー側の募集です[21][22]。英国司法省の事例は、行政が自らFDEを雇い、現場に置くという、もう1つの形があることを示しています。
2026年10月17日時点で、Palantirは東京勤務の「Forward Deployed Software Engineer - Japan Government」を掲載し、英語と日本語の両方に堪能であること、セキュリティクリアランスを持つか取得できること、25〜75%の出張を求めています[21]。Sakana AIの「Forward Deployed Engineer(Defense)」は、防衛省・自衛隊をはじめとする防衛・インテリジェンスの領域を対象とし、部隊や基地に足を運んで業務フローを引き出し、情報保全や閉域環境といった制約を踏まえて自ら実装すると書いています[22]。日本でFDEを募集している会社の全体像はFDE求人・採用企業一覧で整理しています。
求職者にとって
- 公共部門のFDEに求められるのは、民間のFDEと同じ「現場で課題を見つけ、作り、最後まで届ける」力です。司法省のFDE IIIの必須要件は、スタック全体を受け持った経験と本番環境への展開の経験でした[3]
- 英国司法省のFDEは、国籍の要件と英国内での勤務という条件があり、日本の国籍だけでは応募の対象に挙がっていません[3]。日本で公共部門のFDEの経験を積む道は、2026年10月時点ではベンダー側の求人が中心です[21][22]
- 公務員のFDEを選ぶ人は、給与よりも裁量と仕事の公共性を取っていると読めます。Webb氏が挙げたのも、扱う問題を選べる自由と、数千人の職員が使うものを作る手応えでした[1]
FDEを置く企業や行政にとって
- 01現場に入るエンジニアを、最初から組織の中に置く。司法省はFDEを刑務所・保護観察所・裁判所に直接配置した[2]
- 02等級を分け、若手はシニアと組ませる。FDE Iはシニアと組み、初日から範囲を区切った責任を持つ[4]
- 03技術の見極めは、現実の場面を題材にした課題と議論で行う[3]
- 04成果は外から確かめられる形で公開する。司法省はAI計画の24の施策の進み具合を公開サイトにし、FDEのPhillips氏らエンジニアリングのチームがそれを作った[23]
- 05ベンダーのFDEに頼るなら、出口を先に決めておく。Gartnerは、組織が自力で維持・発展できる能力を育てることを求めている[11]
この記事の材料から分からないことは何か?
材料の多くは司法省自身の発信で、第三者による検証ではありません。ツールの効果や、FDEの現在の人数は、公開されている資料からは分かりません。
まとめ:英国司法省のFDEは「行政が自ら現場に置くエンジニア」
英国司法省のFDEは、ベンダーから買うのではなく、行政が自ら雇って刑務所・保護観察所・裁判所に置いたエンジニアです。給与は民間の多くの求人を下回りますが、扱う問題と道具を選ぶ裁量と、数千人の職員が使うものを作る手応えがあると当事者は書いています[2][1]。
- 英国司法省は2025年11月、英国政府で初めてのFDEとして3人を刑務所・保護観察所・裁判所に配置した[2]
- 元PalantirのFDEのWebb氏は、仕事の大半が刑務所の課題で、扱う問題・利用者・道具を選ぶ裁量が実際にあったと書いた[1]
- FDEが作った誤釈放対策のツールは刑務所全体に展開された。誤釈放は2025年3月までの1年間に過去最多(当初の公表で262件。刑務所233件・裁判所29件)となり、2026年3月までの1年間は192件だった[10][8][9]
- 求人はFDE III(Grade 6、全国で年71,381〜80,419ポンド)とFDE I(SEO、全国で42,914〜46,182ポンド)。ロンドン以外に住む人は週1回以上ロンドンに出社。FDE IIIの求人票は勤務時間の60%以上をオフィスとしていた[3][4]
- 英国勤務の求人では、Palantir・Cohere・Scale AIも政府・公共部門向けのFDEを募集している。2026年10月17日時点で、職種名に政府・公共部門向けと明記した求人は9件で、Scale AIの2件は英国に限らないグローバル公共部門向けだった(編集部が集計)[14][15][16]
- 日本で公共部門に関わるFDEの求人は、観測できる範囲ではベンダー側にある[21][22]
よくある質問
Q英国司法省のFDEは何人いますか?
2025年11月4日の発表時点では、Francis Webb氏、Elliott Phillips氏、Thomas Horrobin氏の3人でした。その後、Grade 6のFDEを5人募集する求人(締切は2026年9月28日)と、キャリア初期向けのFDE Iの求人(締切は2026年6月29日)が出ていますが、2026年10月時点のFDEの人数は公表資料では確認できません。
Q英国司法省のFDEの給与はいくらですか?
FDE III(Grade 6)は全国で年71,381〜80,419ポンド、ロンドンで75,674〜85,257ポンドです。FDE I(SEO)は全国で42,914〜46,182ポンド、ロンドンで49,325〜53,081ポンドです。1ポンド=209.08円(2026年10月15日)で換算すると、FDE IIIは約1,492万〜1,783万円、FDE Iは約897万〜1,110万円です。
Q日本から英国司法省のFDEに応募できますか?
難しいと考えられます。求人票は、勤務は英国内に限られ海外からは働けないと明記し、ロンドンへの週1回以上の出社を求めています。応募できる人は英国の公務員の国籍規則に沿って示されており、英国民、アイルランド国民、英国で働く権利を持つ英連邦諸国の国民などで、一覧に日本の国籍は挙がっていません。
Q公務員のFDEと民間のFDEは何が違いますか?
現場に入って作る点は同じですが、司法省のFDEは公務員として自省の現場に入り、作ったものを省の中で持ち続けます。英国の公共部門を担当するPalantirやCohereのFDEはベンダーの社員で、25〜75%や最大20〜40%の出張、セキュリティクリアランスを求人票に書いています。給与を書いた民間の求人は司法省より高いものが多く、Anthropicのロンドンの求人は年225,000〜255,000ポンドでした。
Q英国司法省のFDEはどんな選考を受けますか?
FDE IIIの求人票では、CVによる書類審査のあと、現実的なエンジニアリングの場面を題材にしたオンラインの技術課題と30分の議論があり、基準を満たすと対面の行動面接に進みます。行動面接では、変化と改善、質の高いサービスの運営、速く届けること、協働の4つの行動を評価すると書かれています。
出典・参考資料
- 1
公式What the FDE role means on the ground
Francis Webb(Forward Deployed Engineer) ・ Justice AI Unit(Ministry of Justice) ・ 公開 2026-04-01 ・ 閲覧 2026-10-17
入省6か月・Palantirで4年の経歴、当初の懐疑、裁量、刑務所の仕事と4つの面、出荷の重視、環境の境目の指摘を参照
- 2
公式Announcing the first UK government Forward Deployed Engineers
Dan James(Director of the Justice AI Unit)、Sam Lhuillier(Head of Engineering) ・ Justice AI Unit(Ministry of Justice) ・ 公開 2025-11-04 ・ 閲覧 2026-10-17
英国政府で初めてのFDE、3人の名前、配置先、15のシステムの例、コンサル型から対等なパートナーへの転換を参照
- 3
求人票16587 - Forward Deployed Engineer III - Justice AI Unit
Ministry of Justice(Web Archive が2026年6月16日に保存したページ) ・ 閲覧 2026-10-17
Grade 6、給与、募集5人、締切、業務・必須・歓迎要件、ロンドンへの出社、60%のオフィス勤務、書類審査と2段階の選考、国籍規則、BPSS、勤務時間と休暇を参照。元のページは2026年10月17日時点で開けない。2026年4月12日の保存版では職種名が「Forward Deployed Engineer - Justice AI Unit」
- 4
求人票Forward Deployed Engineer - Ministry of Justice - SEO
Government Digital & Data(Manchester Digital に掲載) ・ 公開 2026-06-16 ・ 閲覧 2026-10-17
FDE I(SEO)の給与、掲載日と締切、キャリア初期向けでシニアと組むこと、業務と必須要件、ロンドンへの出社を参照
- 5
公式Welcome to the Justice AI Unit blog
Dan James(Director of the Justice AI Unit) ・ Justice AI Unit(Ministry of Justice) ・ 公開 2025-06-10 ・ 閲覧 2026-10-17
2024年後半の設立、Dan James氏の前職(No.10 Innovation Fellow)、現場に技術者を埋め込む原則と小さなチームの考え方を参照
- 6
Ministry of Justice(GOV.UK) ・ 公開 2025-07-31 ・ 閲覧 2026-10-17
Justice AI Unitが計画の実行を取りまとめること、Scan・Pilot・Scaleの進め方、3年の期間を参照
- 7
Justice AI Unit(Ministry of Justice) ・ 閲覧 2026-10-17
3つの職種、FDEの説明、求める人物像(High agency)、使っている技術を参照。公開日の記載なし
- 8
データHMPPS Annual Digest 2024 to 2025
Ministry of Justice(GOV.UK) ・ 公開 2025-07-31 ・ 閲覧 2026-10-17
2025年3月までの1年間の誤釈放262件(前年115件から128%増)、刑務所233件・裁判所29件の内訳と注記を参照
- 9
データHMPPS Annual Digest 2025 to 2026
Ministry of Justice(GOV.UK) ・ 公開 2026-07-30 ・ 閲覧 2026-10-17
2026年3月までの1年間の誤釈放192件(前年の期間内の記録258件から26%減)と、期間後の判明分54件を含む2025年3月までの1年間の更新値312件を参照
- 10
公式AI action plan for justice: one year on
Ministry of Justice(GOV.UK) ・ 公開 2026-09-24 ・ 閲覧 2026-10-17
Digital Rapid Response UnitとFDEが作った誤釈放対策のツール、Justice Transcribeの展開規模を参照
- 11
Gartner ・ 公開 2026-09-29 ・ 閲覧 2026-10-17
70%の放棄予測と、契約の出口の段階についてのMukul Saha氏の助言を参照(ブラウザで本文を確認)
- 12
Jack Burrows-Worlidge、Daniel Howes ・ Institute for Government ・ 公開 2025-04-15 ・ 閲覧 2026-10-17
英国の公務員の5つの等級区分と、2025年の区分ごとの人数の割合を参照(2025年10月21日更新)
- 13
データ三菱UFJリサーチ&コンサルティング | 外国為替相場 |2026年10月15日の為替相場
三菱UFJリサーチ&コンサルティング ・ 公開 2026-10-15 ・ 閲覧 2026-10-17
三菱UFJ銀行が公表した対顧客外国為替相場を、同社が掲載するページ。2026年10月15日のイギリスポンドは TTS 213.08円、TTB 205.08円。中間の209.08円は (TTS+TTB)/2 で編集部が算出。執筆日(10月17日)には10月16日の日付指定ページが当日の相場ページへ転送されたため、その前の営業日の値を使用
- 14
求人票Forward Deployed Software Engineer - UK Government
Palantir ・ 閲覧 2026-10-17
仕事の内容、大学卒業後1年以上、出張25〜75%、クリアランスの要件、給与の記載がないことを参照
- 15
求人票Forward Deployed Engineer, Agentic Platform (UK Public Sector)
Cohere ・ 閲覧 2026-10-17
Northの機能づくり、DVクリアランスの歓迎、最大20〜40%の出張、経験の要件、給与の記載がないことを参照
- 16
求人票Senior Full-Stack Software Engineer, (Forward Deployed), GPS
Scale AI ・ 閲覧 2026-10-17
Global Public Sectorチーム、学卒後5年以上の経験、顧客のインフラ内での経験、給与の記載がないことを参照
- 17
- 18
- 19
求人票Staff Forward Deployed Engineer
Matillion ・ 閲覧 2026-10-17
マンチェスター勤務の推定年俸 £84,160 - £126,240 と、福利厚生の株式の記載を参照
- 20
求人票Forward Deployed Engineer, Integrations - EU/UK
Sardine ・ 閲覧 2026-10-17
英国勤務の £70K – £90K と、株式・ボーナスの記載を参照
- 21
求人票Forward Deployed Software Engineer - Japan Government
Palantir ・ 閲覧 2026-10-17
東京勤務、英語と日本語の要件、クリアランス、出張25〜75%を参照
- 22
求人票Forward Deployed Engineer(Defense)
Sakana AI ・ 閲覧 2026-10-17
防衛省・自衛隊を中心とする対象領域、現場での業務フローの把握、閉域環境での実装の記載を参照
- 23
公式Building the Action Plan Explorer
Elliott Phillips(Forward Deployed Engineer) ・ Justice AI Unit(Ministry of Justice) ・ 公開 2026-09-24 ・ 閲覧 2026-10-17
FDEが24の施策の進み具合を公開するサイトを作り、内容は政策担当者が書いたことを参照
この記事は上記の出典を原文で確認したうえで執筆し、に全出典を再検証しています。求人内容・報酬・組織体制は変更されることがあります。最新の情報は各出典の原文をご確認ください。
Free Consultation
FDEへの転職・就職について、
専門エージェントに相談してみませんか?
FDE Talentは、FDE(Forward Deployed Engineer)に特化した転職支援サービスです。経験の棚卸しからFDE求人のご紹介、選考対策まで、完全無料でご相談いただけます。
関連記事
「Reflections on Palantir」を読む|元Palantir FDEが書いたFDEモデルの核心と限界
元Palantir FDEのNabeel Qureshi氏の論考「Reflections on Palantir」を、本人の発言、元社員と幹部の論考、2026年10月取得のPalantir・OpenAI・Anthropicの求人票で読み解きます。
続きを読む →Frontier Deployed Engineerとは|FDE1万人育成と「7割放棄」予測を一次情報で読む
AnthropicがFrontier Deployed Engineerの1万人育成を発表した週、Gartnerは「企業の7割がベンダーのFDEが作ったAIを放棄する」と予測しました。両側の一次情報と各社の認定を比べ、日本への意味を整理します。
続きを読む →FDE組織の作り方|置き場所・チーム構成・評価指標をMicrosoft・OpenAI・Databricksなどで比較
FDE組織を製品部門・営業部門・別会社・パートナーのどこに置くか。Microsoft、OpenAI、Salesforce、Databricksなどの公式発表と、2026年10月8日に取得したFDE求人515件から、チーム構成と評価指標を比べます。
続きを読む →OpenAIのFDE年収は?Anthropic・Palantirなど59社の求人票272件で比べる(2026年9月)
OpenAIのFDE年収はサンフランシスコの求人票で18.5万〜30万ドル。2026年9月30日に取得したFDE求人のうち報酬の記載がある272件(59社)を会社・職位・地域別に並べ、基本給とOTEの違い、東京の求人の記載まで整理します。
続きを読む →