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CognitionのFDE求人を読む|Deployed Engineerから改名した11件と東京の募集

執筆・監修:/各社の公式求人票・公式発表などの一次情報を出典として明記しています

Cognitionが職種名を改名したFDE求人11件と東京の募集を読み解く記事のサムネイル

この記事の要点

  • 01Cognitionは2026年10月20日から22日の間に、公開ジョブボードの求人11件の職種名をDeployed EngineerからForward Deployed Engineerに変えたが、職務の本文は変えていない。
  • 022026年10月30日時点のCognitionのFDE求人11件は3つの型に分かれ、東京を含むアジア太平洋の4件はプリセールス型、米国・欧州・中南米・ドーハの6件は導入定着型、Federalの1件は戦略アカウント型だった。
  • 03東京の「Forward Deployed Engineer - Japan」は、2026年10月30日時点で、STEM分野の学位と企業への導入実績を必須とし、日本語の要件・年数の要件・報酬・出張割合を記載していない。
  • 042026年10月30日時点で、Cognitionの求人のうち報酬の記載があるFDE求人はFederalの1件だけで、レンジは18万〜28万ドルに株式と賞与が付く。
  • 05編集部が数える東京などの日本関連のFDE求人は2026年10月20日の16件から30日の17件に増えたが、増えた1件はCognitionの改名によるもので、新しい募集ではない。

AIソフトウェアエンジニア「Devin」の開発元Cognitionは、2026年10月20日から22日の間に、公開ジョブボードの求人11件の職種名を「Deployed Engineer」から「Forward Deployed Engineer」に変えました。編集部が10月8日から30日まで取得した同社の求人票を比べると、改名に伴って変わったのは職種名だけで、職務の説明と要件の本文は変わっていません[1][2]。会社の採用ページも新しい職種名で並んでいます[6]。

この記事では、改名の前後の求人票を並べて何が変わったかを確かめたうえで、11件を本文の違いから3つの型に分け、東京勤務の「Forward Deployed Engineer - Japan」の中身、報酬が書かれた米国の求人、同じ部門のPartner Deployed EngineerとApplied AI Engineer、東京で募集している他社のFDE求人との違いまでを読み解きます。FDEという職種そのものの解説はFDE(フォワードデプロイドエンジニア)とはを、日本の募集企業の一覧はFDE求人・採用企業一覧をご覧ください。

CognitionのFDE求人に何が起きたのか?

Cognitionは、顧客の現場でDevinを導入する技術職の職種名を、2026年10月20日から22日の間に「Deployed Engineer」から「Forward Deployed Engineer」に変えました(編集部のスナップショットで確認)。対象は日本・米国・欧州・中南米・韓国・ドーハなど11件で、求人のIDは同じままです。採用ページも新しい職種名で並んでいます[6]。

同社の職種名にForward DeployedまたはFDEを含む求人は、10月30日時点で、そうした求人を出していた76社の中でCursorと並ぶ8番目の多さになりました(編集部が133の公開ジョブボードから集計)。

職種名を Forward Deployed Engineer に変えたCognitionの求人
11件
編集部が集計。Cognitionの公開ジョブボード(Ashby)で、2026年10月20日と22日に取得したスナップショットを比較。求人IDは改名の前後で同じ
改名の前後で変わった職務の本文
0か所
編集部が集計。改名前(10月20日)と改名後(10月30日)の11件の本文を比較。職務の説明・必須要件・歓迎要件に差分なし。末尾の定型文は全求人で同時に差し替わった
Customer Engineering部門のうち、Deployed系とApplied AI Engineerの求人
18件
編集部が集計。2026年10月30日取得。Forward Deployed Engineer 11件・Partner Deployed Engineer 4件・Applied AI Engineer 3件

改名の理由について、Cognitionは公式ブログや採用ページで説明していません。同社の公式ブログには10月22日にロンドンの新オフィス、26日にDevin Security、28日にCorridorの合流を伝える記事が出ていますが、職種名に触れたものはありません[17]。理由が書かれていない以上、この記事では理由を推測で断定せず、求人票に書かれていることだけから読み取れることを書きます。

改名で求人票の何が変わったのか?

改名に伴って変わったのは職種名だけです。編集部が11件すべての本文を改名前(10月20日)と改名後(10月30日)で比べ、職務の説明・必須要件・歓迎要件に違いが無いことを確かめました。採用管理システム上の部門名も「Customer Engineering / Deployed Engineer」のままでした[1][2][3]。

11件のうち10件は、冒頭の職務の説明に改名後も「Deployed Engineers (DEs)」という旧い呼び名が残っています(Federalの1件も本文の2段落目で「Deployed Engineers」と呼んでいます)[1][3]。求人票の末尾にある平等雇用の文言・応募者の個人情報の扱いの定型文も同じ時期に差し替わりましたが、これは改名されなかったPartner Deployed EngineerやApplied AI Engineerの求人でも同時に起きており、全求人に共通するひな形の更新です。

Cognitionの求人11件の職種名の変化(2026年10月20日 → 22日)
改名前の職種名改名後の職種名勤務地(ボードの表記)採用管理システムの公開日
Deployed Engineer - JapanForward Deployed Engineer - Japan[1]Tokyo2026-02-23
Deployed Engineer - APACForward Deployed Engineer - APACSingapore2026-04-30
Deployed Engineer - ANZForward Deployed Engineer - ANZSydney / Melbourne2026-07-02
Deployed Engineer - South KoreaForward Deployed Engineer - South KoreaSouth Korea2026-06-25
Deployed EngineerForward Deployed Engineer - US[2]San Francisco / New York City / Austin2025-07-10
Deployed Engineer - EuropeForward Deployed Engineer - EuropeLondon2025-09-23
Deployed Engineer - EMEAForward Deployed Engineer - EuropeSouthern Europe2026-07-24
Deployed Engineer - LATAMForward Deployed Engineer - LATAM[11]Sao Paulo2026-05-20
Deployed Engineer - LATAMForward Deployed Engineer - LATAMMexico City2026-07-24
Deployed Engineer - DohaForward Deployed Engineer - DohaDoha2026-06-20
Deployed Engineer, FederalForward Deployed Engineer - Federal[3]Washington DC / San Francisco2026-01-26
編集部が集計。Cognitionの公開ジョブボード(Ashby)から2026年10月20日・22日・30日に取得したスナップショットを比較。公開日は採用管理システムの値で、再掲載でずれることがある。同じ部門のPartner Deployed Engineer 4件は職種名が変わっていない

「Cognitionでは、顧客を最優先にしています。Deployed Engineer(DE)は、顧客がDevinから得る価値を最大にするための、顧客向けの技術の専門家です。」

“At Cognition, customers are our highest priority. Deployed Engineers (DEs) are customer-facing technical experts who help our customers maximize the value they get out of Devin.”

— Cognition「Forward Deployed Engineer - Japan」求人票(2026年10月30日取得)[1]

Cognitionはどんな会社で、なぜ各地でFDEを募集しているのか?

Cognitionは、ソフトウェア開発を自律的に進めるAIエージェント「Devin」を開発する会社です。2024年に創業し、2026年9月に評価額480億ドルで20億ドル超を調達、同月25日には年換算の売上が10億ドルを超えたと発表しました[8][10]。同社は、顧客がどこにいても隣で働くために、この1年でワシントンD.C.・東京・シンガポール・ロンドン・サンパウロ・マドリードに拠点を開いたと書いています[8]。

  1. 2025-07

    米国の Deployed Engineer を募集

    現在の「Forward Deployed Engineer - US」は、採用管理システム上は2025年7月10日に公開された求人[2]

  2. 2026-04

    日本に進出

    アジアで最初の拠点として日本に進出。直近までDatadog Japanの社長を務めたTakumi Masai氏が日本のPresident and General Managerに就任。DeNAの導入、ULS Consulting経由のみずほ証券の導入を紹介[7]

  3. 2026-09

    シリーズEで20億ドル超を調達

    評価額480億ドル。5月の前回調達から年換算の売上が4億9,200万ドルから9億ドル近くに伸びたと説明[8]

  4. 2026-09

    年換算の売上が10億ドルを超えたと発表

    9月25日の公式ブログ[10]

  5. 2026-10

    ロンドンの新オフィスを開設

    英国のチームが6か月で200%以上増えたとし、顧客対応・エンジニアリング・パートナーなどの人員を増やすと説明[9]

  6. 2026-10

    Deployed Engineer 11件を Forward Deployed Engineer に改名

    10月20日から22日の間。本文は変えず、職種名と定型文だけを変更(編集部がスナップショットで確認)[1][2]

「そこに到達するには、企業のシステムと業務の進め方を深く理解する必要があります。だから私たちは、顧客が世界のどこにいても、顧客と肩を並べて働くのです。」

“Getting there takes a deep understanding of a company's systems and processes. It's why we work side by side with our customers wherever in the world they are.”

— Cognition「Do it all with Devin: Announcing our Series E」(2026年9月8日)[8]

日本については、2026年4月9日の公式ブログで、日本でエンジニアリング・営業(go to market)・パートナーの各チームを増やしていると書いています[7]。10月30日時点の採用ページでも、東京勤務の求人として、Forward Deployed Engineer - Japanのほか、Partner Deployed Engineer - APAC、AI Support Engineer、Account Director - APACなどが並んでいます[6]。

11件の求人は中身がどう違うのか?

職種名は同じでも、11件の本文は3種類のひな形に分かれます。編集部は、仕事の重心から、東京を含むアジア太平洋の4件を「プリセールス型」、米国・欧州・中南米・ドーハの6件を「導入定着型」、Federalの1件を「戦略アカウント型」と呼びます。勤務地によって、同じ職種名で求められる仕事がかなり違います。

CognitionのForward Deployed Engineer 11件の3つの型(2026年10月30日時点)
型(編集部の呼び名)勤務地冒頭に置かれた仕事必須要件の特徴出張報酬の記載
プリセールス型(4件)東京・シンガポール・シドニー/メルボルン・韓国受注前の技術面をすべて率いる(デモ、パイロット)。導入後は数千人規模のエンジニアへの展開を支える研修を作る[1]STEM分野の学位、営業か FDE の職での企業導入の実績[1]記載なし記載なし
導入定着型(6件)米国・ロンドン・南欧・サンパウロ・メキシコシティ・ドーハ顧客のエンジニアと働き、業務の流れを理解して Devin を本番環境に入れる。多くの顧客を受け持ち、頻繁に頭を切り替える[2]厳しい技術環境で培ったエンジニアリングの基礎。中南米と南欧はスペイン語かポルトガル語の流暢さが必須[2][11]25〜50%(ドーハは中東・北アフリカ一帯で50%)[2][11]記載なし
戦略アカウント型(1件)ワシントンD.C. / サンフランシスコ新設の政府向けチームの初期メンバー。少数の戦略顧客を受け持ち、現場の傾向を製品の要件に変える[3]政府か政府向けの会社での経験、Python・TypeScript などの習熟、製品・開発チームと機能を作って出した経験[3]記載なし18万〜28万ドル、株式・賞与あり[3]
編集部が分類。2026年10月30日に取得した11件の本文を比べ、冒頭の職務説明と必須要件のひな形が同じものを1つの型とした。プリセールス型の4件は互いに本文が同一。導入定着型の6件は、言語の必須要件・出張の割合・製品名(Devin/Windsurf)の違いを除いて同じひな形

東京の「Forward Deployed Engineer - Japan」には何が書かれているのか?

東京の求人は、受注前の技術面を率いる仕事から始まります。デモを作り、パイロットを実行し、顧客のエンジニア組織と一緒に Devin に任せる仕事を見極めます。導入後は、顧客が数千人のエンジニアに Devin を展開できるよう、研修と教材を作ります[1]。2026年10月30日時点で、日本語の要件、年数の要件、報酬、出張の割合は書かれていません。

Open Position

Cognition

Forward Deployed Engineer - Japan

勤務地
Tokyo
雇用形態
Full-time
求人票の取得日

業務内容

  • 受注前の技術面をすべて率いる。説得力のあるデモを作り、パイロットを実行する
  • 顧客のエンジニア組織と一緒に、Devin に任せるのに適した使い方を見極める
  • 導入から利用の定着(activation)まで、顧客の技術面のすべてに責任を持つ
  • 顧客のエンジニアチームと深い関係を築き、よく使う人を増やして利用を広げる
  • 顧客の要望を聞き、求められた機能は自分で実装する方向で動く。社内に顧客の声を届け、ロードマップづくりに関わる
  • 顧客が数千人のエンジニアに Devin を展開するための研修と教材を作り、届ける

応募要件

  • STEM分野の学位
  • 営業(GTM)か forward deployed engineering の職で、企業への導入を成功させた実績
  • あらゆる職位の顧客と、複雑な技術の話を気負わずにできるコミュニケーション力
  • 曖昧で変化の速い環境で、速く動き、担当範囲を広げていけること
  • 並外れて学習が速いこと

歓迎要件

  • 技術的に高度な製品を売った経験
  • ソフトウェアエンジニアとして働いた経験
  • スタートアップを創業した経験
  • 負けず嫌いで野心的で、強度の高い環境を好む
  • 技術と技術以外の幅広い問題に、頻繁に頭を切り替えて対応するのが得意
  • 地道な作業の積み重ね(grinding)が好き

この求人票の読みどころ冒頭の職務説明は pre-sales・demos・pilots の語から始まり、必須要件にも「営業(GTM)か FDE の職での導入実績」と書かれています。プログラミング言語や年数の要件は無く、ソフトウェアエンジニアの経験は歓迎要件の扱いです。編集部の見方では、東京の求人は受注を取るための技術営業の比重が大きく、日本の職種名でいえばプリセールスやセールスエンジニアに近い仕事です。顧客が数千人規模のエンジニア組織を持つ大企業を想定している点も読み取れます。

公開されている求人票の内容を、編集部が解説のために日本語で要約したものです。当サイトはこの求人の募集主体・応募窓口ではありません。募集は終了・変更されることがあります。最新の内容は求人票の原文をご確認ください。

注意したいのは、日本語の要件が書かれていないことです。同じ会社の中南米と南欧の求人は、スペイン語かポルトガル語の流暢さを「MUST」と明記しています[11]。日本と韓国の求人には言語の記載が無いため、日本語を前提にしているのか、英語だけで務まる想定なのかは、求人票からは分かりません。日本の大企業のエンジニア組織に研修を届ける仕事なので、実際には日本語での説明力が問われると考えるのが自然ですが、これは編集部の推測です。

プリセールスからFDEに移る道筋は、コラムプリセールス・セールスエンジニアからFDEへの転職で整理しています。東京の求人は、営業(GTM)かFDEの職で企業への導入を成功させた実績を必須要件にしており、プリセールスの経験者が当てはまりやすい例です。

米国とFederalの求人とは何が違うのか?

米国の求人はデモやパイロットにも触れつつ、本番導入と定着から書き始め、25〜50%の出張を必須要件にしています。Federalの求人は、新設の政府向けチームで少数の戦略顧客を受け持ち、現場で見えた傾向を製品の要件に変える仕事で、11件のうち唯一報酬を記載しています[2][3]。

Open Position

Cognition

Forward Deployed Engineer - Federal

勤務地
Washington DC / San Francisco
雇用形態
Full-time
報酬(求人票の記載)
$180K – $280K • Offers Equity • Offers Bonus
求人票の取得日

業務内容

  • 新設の政府向けチームの初期メンバーとして、技術の方向性と開発の進め方を作る
  • 少数の戦略顧客を受け持ち、導入の設計、連携の構築、誰も解けない不具合の調査を担う
  • 顧客の課題を製品の方向性に変える。要件を切り出し、解決策を定め、実装まで進める
  • 政府向けの営業チームと、中核の製品開発チームをつなぐ
  • Cognition の API と基盤の部品を使って、製品の拡張と連携を作る

応募要件

  • 強固なエンジニアリングの基礎
  • スタートアップで複数の役割を担った、または大企業で製品・事業の視点を持って動いた経験
  • 政府か、政府向けの会社での勤務経験
  • Python・TypeScript などの習熟と、見知らぬコードベースを読み進める力
  • 製品・開発チームと一緒に機能を切り出し、出荷した経験
  • 分野を問わず、高い水準で卓越を追求してきた実績

歓迎要件

  • FDE・ソリューションアーキテクトなどの技術職の経験
  • クラウド・ネットワーク・セキュリティなど企業の基盤の経験
  • ほかに、技術力で知られる会社での開発経験、顧客の近くで製品の進化に関わりたい志向などを歓迎要件に挙げる

この求人票の読みどころ東京の求人と同じ職種名ですが、こちらはデモやパイロットの語が無く、build・architect・translate のような作る側の動詞が並びます。採用管理システム上の報酬は18万〜28万ドルで、株式と賞与が付くと表示されています。基本給か、賞与込みの額かは本文に書かれていません。

公開されている求人票の内容を、編集部が解説のために日本語で要約したものです。当サイトはこの求人の募集主体・応募窓口ではありません。募集は終了・変更されることがあります。最新の内容は求人票の原文をご確認ください。

「この職の中心にあるのは、製品を形づくることです。現場で見えた傾向をつかみ、製品の端で作って顧客の行き詰まりを解き、その学びを中核の開発チームが次に作るものの要件に変えます。」

“A core part of this role is shaping the product. You'll identify patterns from the field, build on the product edge to unblock customers, and translate those learnings into requirements that inform what core engineering builds next.”

— Cognition「Forward Deployed Engineer - Federal」求人票(2026年10月30日取得)[3]

米国の「Forward Deployed Engineer - US」の必須要件には、学業・スポーツ・仕事・起業のどれでもよいので際立った成果を出した実績、上司の指示を待たずに動けること、25〜50%の出張が並びます。プログラミング言語の習熟は、必須ではなく歓迎要件の扱いです[2]。ドーハの求人は同じひな形で、出張を「中東・北アフリカ一帯で50%」としています[11]。

Partner Deployed EngineerとApplied AI Engineerは何を担うのか?

同じCustomer Engineering部門には、改名されなかった2つの職種があります。Partner Deployed Engineerは顧客ではなく大手のシステムインテグレーター(GSI)を受け持ち、Applied AI Engineerは導入済みの顧客の中に入って利用を深めます[4][5]。どちらもアジア太平洋でも募集しています。

CognitionのCustomer Engineering部門の3職種(2026年10月30日時点)
職種名求人数受け持つ相手仕事の中心要件・報酬の記載
Forward Deployed Engineer11件(うち東京1件)顧客企業のエンジニア組織勤務地により、受注前のデモ・パイロット、本番導入と定着、戦略顧客の製品づくり[1][2][3]報酬はFederalのみ18万〜28万ドル[3]
Partner Deployed Engineer4件(うち東京1件)大手のシステムインテグレーター(GSI)パートナーの技術研修、共同でのパイロット、Devin を使った再利用できる解決策や参照設計づくり。1チームの仕事を代わりにやるより10チームを動けるようにする[4]STEM分野の学位。出張25〜50%(インドとパートナー・顧客先への頻繁な出張を含む)[4]
Applied AI Engineer3件(米国・英国、シドニー、シンガポール)導入済みの顧客のエンジニアチーム顧客の中に入り、エージェントを使った業務の流れを設計・実装し、ペアプログラミングで使い方を広げ、生産性の数字で効果を示す[5]ソフトウェアエンジニア・FDE・ソリューションエンジニアなどで3年以上。報酬は18万〜22万5,000ドル、株式あり[5]
編集部が集計。Cognitionの公開ジョブボード(Ashby)で2026年10月30日取得。報酬は採用管理システムに表示されたレンジで、Applied AI Engineerのシドニー・シンガポールの求人にも同じレンジが表示されている

東京で募集しているPartner Deployed Engineer - APACは、インド勤務の同名の求人と本文が同じで、出張先にインドを明記しています[4]。日本進出の発表でも、ULS Consultingのようなパートナー経由の導入を紹介しており、日本の大企業への導入をパートナーと進める体制を作っていると読み取れます[7]。

東京の他社のFDE求人と比べると何が違うのか?

編集部が比べた東京・日本勤務の他社のFDE求人5件は、すべてが日本語の要件を書き、うち4件が5年以上の経験に触れています(必須の欄に置いたのはCursorとWonderful)。Cognitionの東京の求人は、言語と年数のどちらも書かず、代わりに営業かFDEの職での導入実績を求める点で、他社と違います[1][12][13][14][15][16]。

東京・日本勤務のFDE求人の要件の比較(2026年10月30日時点)
会社・職種名言語の要件年数の要件出張仕事の重心
Cognition / Forward Deployed Engineer - Japan記載なし記載なし(導入実績を必須)記載なし受注前のデモ・パイロットと導入後の展開[1]
Cursor / Forward Deployed Engineer - Japan日本語と英語の流暢さ(必須)ソフトウェア・機械学習などで5年以上(必須)記載なし顧客のチームに入り込み、本番品質のシステムを出荷する。本文はSpaceXSIの職務として書かれている[12]
OpenAI / Forward Deployed Engineer - Tokyo日本語と英語(会話・文章)の流暢さ(必須)5年以上(歓迎要件の欄)あり(主に日本国内)戦略顧客と最先端モデルの本番導入を一貫して率いる[13]
Databricks / Forward Deployed Engineer日本語の流暢さと業務で使える英語8年以上顧客先へ20%顧客のデータ・AIの課題を解く本番システムの構築[14]
Wonderful / Forward Deployed Engineer日本語はビジネス〜流暢(流暢〜母語が望ましい)、英語はビジネス5年以上記載なし日本の伝統的な大企業との導入[15]
Sakana AI / Forward Deployed Engineer (Enterprise)日本語は母語レベル記載なし記載なし自社のエージェント基盤を使った個別顧客の課題解決[16]
編集部が集計。各社の公開ジョブボードで2026年10月30日に取得した求人票の記載による。「記載なし」は求人票に書かれていないという意味で、要件が無いという意味ではない

FDEと、プリセールス・ソリューションアーキテクトの違いは、コラムFDEとソリューションアーキテクト・AIエンジニアの違いで整理しています。同じくAIコーディングツールから始まった会社として、CursorのFDE求人の書き換えを扱った記事も合わせて読むと、職種名が同じでも会社ごとに中身が違うことが分かります。

日本の求職者と採用企業にとって何を意味するのか?

求職者にとっての教訓は、FDEという職種名で求人を探すと、改名だけで新しく見つかる求人があり、その中身は職種名からは分からないということです。採用企業にとっては、AIの会社が日本でもプリセールスとFDEを1つの職種にまとめて募集しており、技術営業の経験者が採用の競合になるということです。

  • 求職者:同じ会社の同じ職種名でも、勤務地で本文が違う。Cognitionなら、東京はプリセールス型、米国は導入定着型、Federalは戦略アカウント型。応募の前に、勤務地ごとの本文を読み比べる
  • 求職者:東京の求人に書かれていない日本語の要件・年数・報酬・出張は、選考の早い段階で確かめる。書かれていないことは、要件が無いという意味ではない
  • 求職者:Cognitionの東京の求人は、営業(GTM)かFDEの職での企業導入の実績を必須にしている。プリセールスやセールスエンジニアの経験者は当てはまりやすく、開発の年数よりも、導入を成功させた実績を具体的に語れるかが問われる
  • 採用企業:求人票の職種名をFDEに変えるだけでは、仕事の中身は伝わらない。冒頭に受注前の仕事か導入後の仕事かを書くと、応募者が自分に合うか判断しやすくなる
  • 採用企業:Cognitionは日本で、FDE・パートナー担当・営業を同時に募集している。SaaSのプリセールスやカスタマーエンジニアの経験者を採りたい企業にとって、外資のAI企業が採用の競合になる

まとめ

CognitionのFDE求人は、2026年10月に職種名だけが変わり、仕事の中身は勤務地ごとに3つの型に分かれています。要点は次のとおりです。

  • Cognitionは2026年10月20日から22日の間に、求人11件の職種名をDeployed EngineerからForward Deployed Engineerに変えた。本文は変えておらず、11件のうち10件の冒頭には今も「Deployed Engineers (DEs)」と書かれている
  • 11件は3つの型に分かれる。東京を含むアジア太平洋の4件はプリセールス型、米国・欧州・中南米・ドーハの6件は導入定着型(出張25〜50%)、Federalの1件は戦略アカウント型
  • 東京の求人は、STEM分野の学位と、営業かFDEの職での導入実績を必須とする。日本語・年数・報酬・出張の記載は無い
  • 報酬の記載はFederalの1件だけで、18万〜28万ドルに株式と賞与。同じ部門のApplied AI Engineerは18万〜22万5,000ドル
  • 比べた東京の他社のFDE求人5件はすべて日本語の要件を書き、多くが5年以上の経験に触れている。Cognitionの東京の求人は技術営業の経験者に向いた書き方になっている
  • FDE求人の件数には職種名の付け替えが含まれる。職種名ではなく、勤務地ごとの本文で仕事を判断したい
FAQ

よくある質問

QCognitionのForward Deployed EngineerとDeployed Engineerは違う仕事ですか?

同じ仕事です。Cognitionは2026年10月20日から22日の間に、求人11件の職種名をDeployed EngineerからForward Deployed Engineerに変えましたが、求人のIDと職務の本文は変えていません。11件のうち10件の求人票の冒頭には、改名後も「Deployed Engineers (DEs)」という呼び名が残っています。

QCognitionの東京のFDE求人に日本語の要件はありますか?

2026年10月30日時点の求人票には、日本語の要件は書かれていません。同じ会社の中南米と南欧の求人はスペイン語かポルトガル語の流暢さを必須と明記しているのに対し、日本と韓国の求人には言語の記載がありません。書かれていないことは要件が無いという意味ではないので、選考の早い段階で確かめるのが確実です。

QCognitionのFDEの年収はいくらですか?

2026年10月30日時点で報酬が書かれているFDE求人は、米国の政府向けチームの「Forward Deployed Engineer - Federal」1件だけで、採用管理システム上のレンジは18万〜28万ドルに株式と賞与が付くと表示されています。東京の求人には報酬の記載がありません。同じ部門のApplied AI Engineerは18万〜22万5,000ドルです。

QCognitionの東京のFDE求人にはどんな経歴の人が向いていますか?

求人票は、STEM分野の学位と、営業かFDEの職で企業への導入を成功させた実績を必須にし、技術的な製品を売った経験やソフトウェアエンジニアの経験を歓迎要件にしています。受注前のデモとパイロットから書き始めている点から、SaaSやクラウドのプリセールス、セールスエンジニアの経験者に近い仕事と読み取れます。

QPartner Deployed Engineerとは何ですか?

Cognitionの職種で、顧客企業ではなく大手のシステムインテグレーター(GSI)を受け持つ技術職です。パートナーの技術研修、共同でのパイロット、Devinを使った再利用できる解決策や参照設計づくりを担います。2026年10月30日時点で米国・インド・東京・欧州の4件(うち東京1件)の求人があり、出張25〜50%を要件にしています。職種名は改名されていません。

Sources

出典・参考資料

  1. 1

    求人票Forward Deployed Engineer - Japan

    Cognition ・ 公開 2026-02-23 ・ 閲覧 2026-10-30

    東京勤務の求人の業務・必須要件・歓迎要件を参照。2026年10月20日時点の職種名は「Deployed Engineer - Japan」。公開日は採用管理システムの値

  2. 2

    求人票Forward Deployed Engineer - US

    Cognition ・ 公開 2025-07-10 ・ 閲覧 2026-10-30

    米国勤務の求人の業務・要件・出張25〜50%を参照。2026年10月20日時点の職種名は「Deployed Engineer」

  3. 3

    求人票Forward Deployed Engineer - Federal

    Cognition ・ 公開 2026-01-26 ・ 閲覧 2026-10-30

    政府向けチームの業務・要件・報酬レンジを参照。2026年10月20日時点の職種名は「Deployed Engineer, Federal」

  4. 4

    求人票Partner Deployed Engineer - APAC

    Cognition ・ 公開 2026-02-10 ・ 閲覧 2026-10-30

    東京勤務のパートナー担当の技術職の業務・要件・出張の記載を参照

  5. 5

    求人票Applied AI Engineer

    Cognition ・ 公開 2025-10-23 ・ 閲覧 2026-10-30

    導入済み顧客の中で利用を深める職種の業務・3年以上の経験要件・報酬レンジを参照

  6. 6

    公式Careers | Cognition

    Cognition ・ 閲覧 2026-10-30

    Customer Engineering部門の職種名の一覧と東京勤務の求人を参照。公開日の記載なし

  7. 7

    公式Launching in Japan with Takumi Masai

    The Cognition Team ・ Cognition ・ 公開 2026-04-09 ・ 閲覧 2026-10-30

    日本進出、日本の責任者の就任、DeNAとみずほ証券の導入、日本でのチーム拡大を参照

  8. 8

    公式Do it all with Devin: Announcing our Series E

    The Cognition Team ・ Cognition ・ 公開 2026-09-08 ・ 閲覧 2026-10-30

    調達額と評価額、売上の伸び、この1年で開いた拠点、顧客の隣で働く方針を参照

  9. 9

    公式Building in London

    The Cognition Team ・ Cognition ・ 公開 2026-10-22 ・ 閲覧 2026-10-30

    英国のチームの拡大とロンドンの新オフィスを参照

  10. 10

    公式Cognition Crosses $1B in Annualized Revenue Run Rate

    The Cognition Team ・ Cognition ・ 公開 2026-09-25 ・ 閲覧 2026-10-30

    年換算の売上が10億ドルを超えたという発表と創業時期を参照

  11. 11

    求人票Forward Deployed Engineer - LATAM

    Cognition ・ 公開 2026-05-20 ・ 閲覧 2026-10-30

    サンパウロ勤務の求人のポルトガル語の必須要件を参照。メキシコシティ・南欧の求人のスペイン語の要件、ドーハの求人の出張50%も同日に確認

  12. 12

    求人票Forward Deployed Engineer - Japan

    Cursor ・ 閲覧 2026-10-30

    日本語と英語の流暢さ、5年以上の経験の必須要件と職務の冒頭を参照

  13. 13

    求人票Forward Deployed Engineer - Tokyo

    OpenAI ・ 閲覧 2026-10-30

    日本語と英語の流暢さの必須要件、主に日本国内での出張、5年以上の経験の記載を参照

  14. 14

    求人票Forward Deployed Engineer

    Databricks ・ 閲覧 2026-10-30

    東京勤務の求人の日本語・英語の要件、8年以上の経験、顧客先への出張20%を参照

  15. 15

    求人票Forward Deployed Engineer

    Wonderful ・ 閲覧 2026-10-30

    日本勤務の求人の日本語・英語の要件と5年以上の経験を参照

  16. 16

    求人票Forward Deployed Engineer (Enterprise)

    Sakana AI ・ 閲覧 2026-10-30

    日本語の母語レベルの要件と主要業務を参照

  17. 17

    公式Blog | Cognition

    Cognition ・ 閲覧 2026-10-30

    公式ブログの一覧。2026年10月の記事(10月16・22・26・27・28日)に職種名の変更を扱ったものが無いことを確認。公開日の記載なし(一覧ページ)

この記事は上記の出典を原文で確認したうえで執筆し、に全出典を再検証しています。求人の件数・内容は2026年10月30日時点のものです。募集は予告なく終了・変更されることがあります。

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